*

東京リージョンによってGAEの速度は早くなったのか!?

公開日: : 最終更新日:2016/11/24 投稿者: GAE, GCP, GO言語

tokyo-region-gae-speed_b

ついにGAEに東京リージョンが新設されました!!サービス開始からGAEを触れていたユーザにとっては待ちに待った瞬間だったのではないでしょうか!!もちろん、古くから利用していたユーザだけでなく、東京リージョンの新設によってGAEに興味を持ったユーザも多いと思います。というわけで、今回はGAEの東京リージョン新設記念に、GAEのレスポンス比較をおこなってみようと思います!!一体どんな結果になるのでしょうか!?

そもそもGoogle App Engineとは何か?

Google App Engine(以下GAE)とは、Googleが提供するPasS(Platform as a Service)のことで、ユーザはこのサービスによってJAVA、Python、GO、PHP等で開発したアプリケーションを簡易に世界中に公開することができます。アプリケーションはGoogleのインフラ上で実行され、ユーザはサーバの心配はせず、アプリケーションの開発だけに集中することができます。もちろん各言語別のSDKも提供されており、すぐにでも開発をおこなうことができます。

実は無意識にGAEの恩恵を受けている

本記事を読んで初めてGAEを知った方もいるかもしれませんが、実は知らないところでGAEの恩恵を受けている可能性があります。例えば、IngressというアプリケーションではバックエンドにGAEを利用していると言われています(※1)。また、GAEはIngressのようなゲームアプリだけでなく、企業や個人のHP、はたまた業務システムまで様々な分野で利用されています。実はこれまでも身近な存在であったGAEが東京リージョンの登場によって、今後さらに注目されるのは間違いないと思います。

※1 ちなみにGCPという大きな枠組みで見れば、ポケモンGOもGCPで構築されていると言われています。ポケモンGO関連の記事については以前apps-gcpでも取り上げていますので、興味がある方は以下のURLをご確認ください。

-ポケモンGOのバックエンドサーバはやっぱりGCPだった!
http://www.apps-gcp.com/pokemongo-back-end-server-gcp/

速度検証の条件

本記事の本題に戻ろうと思います。リージョン毎の速度比較をおこなう上で、まずはGAEで選択可能なリージョンの種類を知る必要があります。2016/11/09現在、GAEには以下4つのリージョンが存在します。

  • us-central
  • europe-west
  • us-east1
  • asia-northeast1(東京リージョン)

本記事では、上記4つのリージョン毎のレスポンス速度を比較してみます(※2)。利用言語はGOを利用し、「Hello, Tokyo Region!!」をレスポンスで返す以下のコードによって、速度の検証をおこないます(※3)。

※2 GAEのリージョン指定はGCPプロジェクト作成時におこないます。プロジェクト作成ダイアログが表示されると、GAEのリージョンはオプションとして隠れているので、「Show advanced options…」リンクをクリックし、以下のようなリージョン選択用のプルダウンを表示させた上で、任意のリージョンを選択するようにしましょう。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-10-9-32-39

※3 本記事ではGAEへのGOアプリ公開手順については説明しません。GAEにアプリをデプロイする手順については、以下記事をご参考ください。

-PaaS最前線!たったの15分でできるGAE/GO入門!
http://www.apps-gcp.com/gae-go-gettingstart-01/

各リージョンに対するレスポンス検証結果の発表!!

4リージョンでの速度比較は以下の通リとなりました!!以下表を見ていただければわかる通リ、非常に明確な差が出ました。東京リージョンに次いで早かったのはus-centralでしたが、そのus-centralと比較しても4倍以上のレスポンスの速さを計測しました(※4)!!

リージョン 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
us-central 0.199s 0.187s 0.157s 0.159s 0.173s 0.175s
europe-west 0.394s 0.797s 0.369s 0.262s 0.260s 0.416s
us-east1 0.217s 0.206s 0.213s 0.192s 0.203s 0.206s
asia-northeast1(東京リージョン) 0.043s 0.057s 0.048s 0.035s 0.037s 0.040s

※4 curlコマンドでHTTPリクエストを発行しレスポンスを取得するまでの時間をtimeコマンドで計測しました。もちろんインスタンスをスピンアップさせた後の速度比較となります。

まとめ:東京リージョン爆速!

検証の結論としては、「やっぱり東京リージョンは早い」ことがわかりました。この結果を受けて、個人的にはすぐにでも東京リージョンでアプリを作りたいと思いました(笑) 東京リージョンの登場によって、GAEだけではなくGCP全体がどう盛り上がっていくかとても楽しみです。

ちなみに、弊社ではクラウドエース(Cloud Ace)というGCPの導入・運用支援サービスを提供しておりますので、ご興味のある方はこちらまでお問い合わせください。GAEに限らず、あらゆるGCPサービスのサポートが可能です。

この記事を書いた人

tomorier
tomorier
普段はGCP専門のエンジニアをやっています。
最近は個人的な活動としてGOとswiftでアプリ作ってます。

関連記事

静的HTMLをGAE上で公開する

みなさんこんにちは。 本日は、静的HTMLをGAEで公開する手順を紹介します。 本サイトを運営し

記事を読む

Prediction API入門(中編)

Prediction API入門実行編 みなさん、こんにちは。 前編では、Google Pr

記事を読む

Search APIの「Faceted Search」を使ってみた

Search API詳細解説シリーズは完結しましたが、2015年2月19日のAppEngine SD

記事を読む

2016/10/03 GCE vs AWS vs Azure ベンチマーク

2016/10/03 GCE vs EC2 vs Azureベンチマーク 本シリ

記事を読む

2015/08/04 GCE vs AWS ベンチマーク

2015/08/04 GCE vs AWS ベンチマーク 本シリーズでは定期的に

記事を読む

App Engine for PHP ベータ版から正式版へ

GCPBlogの記事によると App Engine for PHP(PHPアプリをGoogle Ap

記事を読む

GCP愛を語る

RGCP(GCP好き以外お断り) 技術的な話ばかりの中のAdventCalendarですが、本

記事を読む

Google App EngineからのSpreadSheetの権限変更について

Google App Engine(以下GAE)からGoogleDocsのSpreadSheetを操

記事を読む

GAEでWordPressを動かす

これは2014年時点での記事になります。 2015年版の記事がありますのでそちらをご参照下さい。

記事を読む

15分でできる!GCE上でGO言語を動作させるための手順

GCP上でGO言語を動かす場合、一番最初に思い浮かぶのはGAE/GOだと思いますが、中にはGCE上で

記事を読む

PAGE TOP ↑